2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ミステリー小説を書きたい①現代本格ミステリーへの違和感

先日、初めて小説というものを書いてみて、出来上がった短編を第46回小説推理新人賞に応募しました。 thirdblog.hatenablog.com でも、人気のあるミステリー小説は基本的に長編です。エドワード・D・ホックのような少数の例外はいますが、ほとんどの推理作家…

第46回小説推理新人賞に応募してみた。

つい先ほど第46回小説推理新人賞に応募原稿を送りました。 小説なんてこれまで一度も書いたことがありませんでしたが、小説好きである以上、いつかは小説を書いてみたいなということは以前から思っていました。 私がよむ本の90%はミステリーなので、書いたジ…

自己紹介で「趣味は映画です」と言わざるを得ないけど、趣味がないわけではないんだと伝えたい

趣味はなんですか、と聞かれることは人生の中で何百回とあります。その度に、私は「映画とか海外ドラマです」と答えています。それは全く嘘ではありません。声を大にして言いたいほどの趣味です。実際には海外ドラマの方が熱量が高いけど、映画の方が好きで…

「真実はいつもひとつ」ではない~本格ミステリの苦悩『後期クイーン的問題』を解説~

最近、後期クイーン的問題について考えることがよくあります。そこで、今回は本格ミステリ界において大きな論争の種になってきた「後期クイーン的問題」を自分なりに解説するとともに、自分が最近考えていることを書いてみたいと思います。 後期クイーン的問…

今村昌弘『魔眼の匣の殺人』の別解~後期クイーン的問題は解けていない~

本格ミステリーにおける後期クイーン的問題の話です。今さら蒸し返すなという人もいそうですが、良いじゃないですか。理屈をコネコネするのが本格ミステリーの楽しみ方です。 そもそも「後期クイーン的問題」が何であるかについては別の記事で解説しました。…

創元推理文庫のおすすめ国内本格ミステリ作家&作品8選|まずはここから!定番ミステリー

1980年代後半以降の日本の新本格ミステリーブームを講談社とともに盛り上げた東京創元社。創元推理文庫には、国内ミステリーに限定しても、数多くの名作が含まれています。今回は創元推理文庫で刊行されている国内本格ミステリーの定番8作品を紹介します。 ※…