2024-01-01から1年間の記事一覧

島田荘司の唱える「本格ミステリー」とは?

島田荘司といえば、ミステリー好きの中では知らぬ者のいない推理小説の大家です。その異名は「ゴッド・オブ・ミステリー」。1981年の『占星術殺人事件』でデビューし、その後も『斜め屋敷の犯罪』や『奇想、天を動かす』など、多くの傑作をものにして現在ま…

スリランカ入国からの夜のコロンボで迷子|10万円以内でスリランカ旅行Part 2

2024年3月5日~3月11日にスリランカに旅行に行きました。20代男性の一人旅。荷物は機内に持ち込めるサイズのリュック一つのみ。それ以前の海外経験はタイのみ。予算10万円で行ったスリランカ旅行を完全レポートします。 第2回では、バンダラナイケ国際空港に…

ミステリーを書きたい!<第3回>本格ミステリは手間が掛かる

前回、長編ミステリーのトリックを思いついたと書きました。現在、そのアイデアに基づいて初の長編を執筆中です。 thirdblog.hatenablog.com とりあえず第一稿は8割方書き終わっていて、残りも多少頭を捻れば書けそうなので、原型はほぼ完成したと言っても良…

中国東方空港でのフライトが思ったより良かった|10万円以内でスリランカ旅行Part 1

2024年3月5日~3月11日にスリランカに旅行に行きました。20代男性の一人旅。荷物は機内に持ち込めるサイズのリュック一つのみ。それ以前の海外経験はタイのみ。航空費込みの予算10万円で行ったスリランカ旅行を完全レポートします。 第1回では、旅の始まりか…

ミステリーを書きたい!<第2回>思いついた一世一代のトリック

昨年秋頃から自分でもミステリーを書きたいという欲が高まり続けています。10月にはとりあえず短編を書いて小説推理新人賞に送ってみましたが、今考えてみるとあんな作品でデビューさせられたら自分もたまったものではないなと思います。あれほど稚拙な文章…

自由な解釈の余地を残す映画『TAR/ター』の禁断の心地良さ

ターを観た。ケイト・ブランシェットの映画『TAR/ター』だ。英語ならともかく、日本語だと短すぎて、潔が良すぎるタイトルのター。腹の底から声を出して言いたくなるタイトルだ。 ずっと観ようと思っていてやっと観た。噂に違わぬ面白さだった。真面目な評…